不動産ドクター通信 VOL vol.69~日本で生まれた母子手帳、海を渡る~
不動産とは全く関係ございませんが、先日、ある新聞でこんな記事を見つけました。
日本初「母子手帳」 50 か国超に 産経新聞:令和 3 年 9 月 29 日
記事によりますと太平洋戦争のさなか、
国力 増強 のスローガンとして「産めや増やせや」ということで、
出産を奨励し、当時今よりも高かった乳児死亡率を下げるべく 妊産婦手帳なるものを配布し、
出産時の心構えや保健 の知識向上、乳児医療の浸透につとめたのが始まりで、
戦後に 母子健康手帳:通称母子手帳 に改名されたそうです。
戦中戦後のごたごたで物のない時代にも、
この手帳を持った妊婦さんは優先的に配給(米、砂糖、ミルク、卵、脱脂綿など)を受けられたそうです。
その甲斐があり、昭和 25 年には乳児死亡率が 6 %程度だったのが、
2017 年にはなんと 0.19まで低下しています。
この数値は世界一。
その母子手帳が 、国際協力機構JICAやユニセフ、民間NPOなどの手で、
世界の発展途上国に伝えられ運用されており、
採用してる国は約 50 か国にのぼるとのことです。
これを機に、様々調べてみたところ、
乳児死亡率は例えば内戦と貧困にあえぐアフガニスタンなどは 17 %で世界ワースト 1 。
次いで中央アフリカなどで 15 %程度の数値があります。
アジアやアフリカなど、衛生状態が悪い地域や、
山岳地帯などで民間医療が無いエリアでは乳児死亡率が高いようです。
そことの対比で行くと日本の 0.19 %というのは驚異的な数字。
それらの国々にも母子手帳 が広がり、
死亡率の低下に大きく貢献しているとのことです。
この母子手帳は別名命のパスポート と呼ばれているそうです。
是非、世界に広がり、無知や不慮のことで
尊い赤ちゃんの命が失われることが少しでも減ることを期待します。
改めて、自分の子どもたちの母子手帳を引っ張り出してみたところ、
私の母子手帳も出てきました。
当時の母の愛情が感じられました。
皆さま、素敵な秋をお過ごしください。
不動産ドクター
鈴木豪一郎
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