この記事を書いているのは令和二年8月4日です。
長かった梅雨が明け、一気に夏本番です。
毎年、お盆の前後になると台風が心配になります。
昨年は、台風19号で大変でしたね。
その時私は、避難所に行き、避難所運営を行いました。
その時の手記がありますので、長文になりますがご高覧頂ければと思います。
避難所もWITHコロナの世界では、今まで通りの収容はできなくなります。
避難所はただでさえストレスフルな場所です。
災害があっても、『自宅が一番安心!』と思えるように、
ご自宅や物件のメンテナンスは益々必要になります。
災害に遭ってからでは遅いので、日ごろの備えが大切です。
建物等でお困りのことが有ればいつでもご連絡ください。
・・・それでは、以下、手記を添付いたします。
鈴木豪一郎
多摩川沿いに住む長い付き合いの独居おばあちゃんが心配になり何度も電話したがつながらず、
おばあちゃんを列に並ばせ、私は車を自宅に置きに行き、
②毛布など物資の搬出
③配給
④炊き出し
⑤教室の机椅子をすべて廊下に出し避難部屋のしつらえ
⑥避難者を体育館に案内
⑦⑤が終わった居室への誘導
⑧誘導待ちをしている方々の呼び出し→整列→教室への誘導
⑨災害対策本部とのやり取り
⑩溢れかえった避難者への対応 等々・・・
細かく言えばきりがないタスク。
誘導といっても、皆さんシャキシャキ歩ける方ばかりではない。
数十メートル先にある教室までの遠いこと・・・。
『多摩川の水位が堤防から1.5メートルに達しました、決壊または越水の可能性が高い』との内容。
その後、時間が経過するたび先程の『1.5メートル』が『1メートル』
いよいよ『0.8メートル』と。
もはや、『決壊!?』
こんなやりとり。。。
結局、1人ずつ小声で事情を話し、私の背中におぶさってもらうことに。
おんぶして3階まで移動。
横たわる場所を確保、
かれこれ、5-6人はおんぶで運び、車いすのひとは、
閉ざされた校門の前には人集り。
一通り、皆さん部屋の配置に収まったところで一息。
その後、10時頃再度避難所に戻るころには雨あしも弱まった。
乳児をトントン抱っこしながら、
台風過ぎたみたいだから帰ろうかという人がパラパラ。
『お帰りの際は受付でお名前を!』
『どちら方面にお帰りですか?』
『多摩川の堤防はまだ危険水域です。
などとひたすらアナウンス。
こんな感じで11-12時。
12時を過ぎたころには、帰る人は一通り帰り、残る人は残り、、、
一息、知り合いの古民家に異常がないか見に行き。。。
そこから戻り、こんどは、教室の循環パトロール。
(女性や子供も多数いる中で、犯罪が発生する可能性もあるので。)
しばらくこんなことをして、自宅に帰りました。
以上ザッと出来事をまとめてみました。
①いざという時はパニックや殺気立つこともリアルにあるんだな。
②人が足りない。行政、町会、PTA以外にもボランティアを集めないと無理
③大規模の地震などの場合はこの比ではない避難者がくると思われる
④大田区では増える高齢者障害者の避難に対する仕組みを作らないと・・・絵に描いた餅
⑤避難所内でも避難者同士の小競り合いが起きていた。『お互い助け合いましょう!』
⑥○○避難所開設などの、公的アナウンス(押し出し型)が必要
⑦高齢者はとりわけ情報難民になるので、放送塔スピーカーなどでアナウンス必要
⑧自宅から出ることができない高齢者障害者の方々をどうするか
公助・共助・自助とあるけれど、やはり公助のインフラが無いと共助も自助も微力(大事だけど)。
今回のことで課題をあぶりだし、改善し、活かさなければ・・・。
最後に、避難所のオペレーションに関し、献身的に動いてくださった皆さんに感謝します。
被災された方々にはお見舞い申し上げます。
不動産ドクター
鈴木豪一郎
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