今年9月30日に来た台風24号では様々な被害が発生しました。
「ウッドデッキが壊れた」「窓ガラスが割れた」「屋根の板金がめくれた」など様々です。
多くの損害は火災保険(風災)を適用して修繕することが可能ですが、
保険会社も台風後は申請数が極端に増えてしまうことから、保険金の振込に時間がかかってしまうようです。
工務店やリフォーム業者も対応に追われてしまうため、賃貸管理上は大きなトラブルの要因です。
「前もって修繕しておけば良かった・・・」「保険に入っておけば良かった・・・」とならないために、
私たちも責任を持って提案させていただきます。
さて、最近私が担当する中で多いのは「給水管」と「排水管」のトラブルです。
上記のような外見で確認できるものはある程度チェックできるのですが、
目に見えない部分の維持管理は計画的に行わないとリスクが高いです。
知っている方も多くいらっしゃると思いますが、
この場を借りて基礎知識も踏まえてお伝えしたいと思います。
【排水管】というのは、主にキッチンやトイレ、洗面台等で使用した水を排水する管になり、
配管自体には普段は圧が掛かっていないため、
原則として建物が存続する間に配管を交換するケースは極めて少ないです。
ただし、排水のため配管の表面に汚れが付着し続けた結果、詰まってしまうことがありますので、
分譲マンションでは1~2年に一度、全世帯で「高圧洗浄」を行うケースも珍しくはありません。
賃貸住宅ではそこまで頻繁に行う必要はないと思いますが、
5~10年に1度は全世帯で高圧洗浄を行うか、入退去のついでに行うことをオススメしています。
【給水管】というのは、主にキッチンやトイレ、洗面台に水を送り込んでいる管になりますので、
常に配管の中には水で圧が掛かっています。また、築後は毎日のように暖水と冷水が通ることから、
配管の劣化も進みやすく、築年数が30年前後になると特に問題が起きやすいのはこちらの管です。
直近1年間に私が担当している案件では、
配管のつなぎ目部分が破損して床下漏水、
床材が浮いてきたと思って調べてみたら床下がプールになっていた、
水道メーターのつなぎ目が漏水により配管が錆びてしまって交換できない、
などのトラブルが発生しています。
築年数や使用されている配管の材料により、新しい配管を引き込む「管更新」、
既存の配管内を綺麗に洗浄してから樹脂を流してコーティングするライニング工法、
いわゆる「管更生」など、様々な対応策があります。
また、建物外に受水槽がある、建物屋上に高架水槽がある場合には交換も考慮すると
直結式にする方が維持費やメンテナンスの負担が減る場合があります。
建物を長く存続させるため、未然にトラブルを防ぐためには【給水管】の維持管理が不可欠のため、
費用が掛かることは心苦しくも将来を想って提案させていただく場面もあるかと思います。
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