常盤不動産 リーシング事業部 課長の三好です。
今年の夏は涼しい日が続いていますね。
急な豪雨や雷は賃貸物件にとって心配な要素でもありますが。
前回に引き続き、当社でプロデュースしたペット共生型物件の紹介となります。
まずは完成時の募集図面がこちらです。
通常の賃貸物件としても魅力的になるよう様々な仕掛けを行いました。
立地・間取りから20代後半~30代後半のカップル・新婚・ファミリーを想定。
外壁はスタイリッシュでありつつ、優しい雰囲気へ仕上げました。
室外のオートロック、宅配ボックス、明暗+人感センサーで高級感を実現。
肝心なペット対応の要素ですが、まずは室内から。
①キャットウォークで「共生感」を出す。
②腰高の見切りで、上下のクロスを分離。破損・汚損時の貼替量を減少。
③表面強化消臭クロスを採用し、破損・臭気の付着のリスクを低減。
④床材に長尺シートを採用し、爪痕やおしっこの浸透を防止。
と様々な対策を実施しました。
また、内装以外にも重要な要素があります。
⑤ソフト面の対策
例えば赤ちゃん。
姿がまったく分からない子が泣いていたとき、
「どこの子が泣いてるんだよ・・・」とイライラする方が多いです。
反対に、姿や名前を知っているだけで、
「101号室の太郎ちゃんが泣いてるんだね。」
と気持ちも穏やかになる傾向があります。
また、お互いに赤ちゃんがいれば、「お互い様だよね」と理解しあえます。
ペットも同様で、飼っている人がお互いに理解しあって住むというコンセプト、
共用部分にペットの写真を貼って、どこの世帯にどのペットがいるのか、
知っているだけでずいぶんとクレームやトラブルのリスクが低減します。
⑥火災保険
ペットで最も心配されるのは破損・汚損。
以外と知られていないのは、火災保険が適用できる例が多いこと。
例えば、見えないところでやってしまっていた引っ掻き傷やおしっこ、
火災保険が適用できる事例も多々あります。
保険料を支払うだけで使えるときに使わないのはもったいないですよね。
火災保険については別の機会に別途説明します。
⑦ペット専用入居審査
現在は人だけでなく、ペットの入居審査も行うことができます。
当社で扱っているのは株式会社ライフアシスト様のペット審査。
4~5枚の飼育シートに普段の状況を記入してもらい、審査を掛けます。
ペットには賃貸物件に適さない品種もあり、統計から精査してもらえます。
その他性格や習性だけでなく、飼い主の性格まで分かってしまいます。
⑧定期借家契約
こういった対策を講じても、悪いペット・飼い主を100%排除できるわけではありません。
万が一入居後に過度なトラブルが発生した場合、合法的に契約期間満了で解約できます。
また、そういったハードルを設けることで、
心当たりのある方は入居しないという大きな効果があります。
今回はペット共生型に関する代表的な対策事例をお伝えしました。
その他、既存の建物をペット共生型に変える方法、新築時の設計工夫など様々。
今後の勝ち組大家さんへの大事な戦略の一つとなります。
空室・トラブルにお困りの大家さん、今すぐお電話を! 03-6410-3666
不動産クリニック 三好
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リーシング事業部 課長
三好 貴大
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