花粉症です
こう見えてけっこう繊細な“不動産ドクターです”。
さてさて、
家を買う時にほとんどの方がこのような思いをします。
『この物件、気に入ったけど・・・買って大丈夫?』
『親に相談したら、よく調べてから買いなさいと言われたけど
何をどうやって調べたらいいの?』
なぜ、みなさんこのような思いをするかというと、それには答えがあります。
『不動産の営業マンは基本的にいいことしか言わない(人が多い)』からです。
そこが、不動産営業マンと不動産ドクターの大きな違いです。
みなさん家を買う前に“営業トーク”。それから“重要事項説明”を聞くことになります。
が、、、不動産ドクターの感覚からすると重要事項説明では不十分だと思っています。重要事項説明の内容というのは宅建業法で定められている126項目を説明するのですが、日本全国共通の規格なのです。
しかしながら、物件は一つとして同じものは存在しないし、買う人にとっても知りたいことはばらばらだったりします。
重要事項説明は“最低限それだけは説明しなさい”ということであって、“それをすれば充分”といっているわけではないのです。
ということは、物件によってまたは買主の状況によって、調査項目・方法や説明の内容を付加していかなければなりませんよね。
それが“有益情報・不利益情報”の調査開示です。
通り一遍の調査では、
“こんなはずじゃなかった”
“もっと早く言ってほしかった”
“後で知って気分が悪い”
“取り返しがつかない”
などということが起きる可能性“大”です。
近隣聞き込み調査・ウォーターハザード調査・地歴調査・建物診断調査・地盤調査・売主の調査・関連宅建業者の身上調査・保育園や幼稚園の調査・周辺環境の調査など、買主の立場や事情を考慮して様々な調査をし、
“有益情報・不利益情報”をシッカリ開示していきたいものです。
それが不動産クリニック・不動産ドクターです。
エピソード:
あるクライアントがいました。
そのかたはエアコンが嫌いでした。
『春から秋まで、なるべく窓を開け放って生活がしたい』
という要望がありました。しかも少し喘息の気がありました。
私と知り合って数週間後、その方から電話をいただきました。
『○○ハウジングという業者さんから紹介を受けて気に入った物件があるのですがその物件について調べてほしい。』
さっそく現地調査・・・・・・。
土地・建物を調査し、『特に問題なし』
次に、周辺住民に聞き込みを開始!!
近所を歩きまわっていると、、、。
銭湯が!
不動産ドクターは無類の銭湯好き!っと、そういうことではなく・・・
みなさん何かわかりますか?
ほとんどの方は ?????? ですよね。
実は、銭湯がある
イコール
煙突がある
イコール
煙・煤(すす)が出る。
イコール
雨が降ると煤(すす)が降ってくる。
イコール
窓を空けられない
イコール
ニーズに合わない
その不利益情報を開示して、結局購入を見合わせました。
窓を開けて清々暮したい!という希望にはそぐわない家だったのです。
つまり、不動産クリニックに求められているのはそのように、
“買主の立場に立った臨機応変かつ柔軟な調査”なのです。
シッカリ調べて 物件を丸裸にしましょう!1