実話です。
『犬が飼える賃貸物件を探してる』というお客様がいました。
深くお話を聴くと、今現在持家(分譲マンション)に住んでいるのだが、コッソリ小型犬を飼ってしまったところ
マンションの管理組合で大問題になってしまったので、今のマンションを処分してペットOKの賃貸に引っ越したいとのこと。
その場合の【ニーズ(必要性)】は【ペット可の賃貸を借りたい】ですね。
でも、【ウォンツ(欲望)】は“賃貸をかりる”ではなく【ペットと安心して暮らしたい】ということになります。
一般的なフドウサンヤでは、その【ニーズ(必要性)】だけをとらえて
『はいはいありますよ~。これどうでしょ?』という対応になりますが、
不動産クリニックでは必ずしもそうはなりません。
【ニーズ(必要性)】の前の【ウォンツ(欲望)】に着目すると、違う選択肢が出てきます。
賃貸であっても引っ越すというのは経済的ストレスは多いし、お子さんのいる家庭では学区域などの制約もあります。
そこで、、、
【不動産クリニックの提案選択肢】
選択肢①マンションの理事会に働きかけて、『ペットに関するアンケート』を取り、合意形成をし、“ペット可”に管理規約を変更する。
『ペット“可”と“不可”によって売却などの際、お客様から選ばれる率がグッと上がり、結果的に皆様の資産価値の向上につながる』と説く。
選択肢②ペット可の賃貸マンションに引越し、今所有しているマンションを貸出し家賃収入を得る。
選択肢③今のマンションを売ったお金で、ペット可の物件を購入する。
選択肢④今のマンションを売ったお金は温存し、ペット可の賃貸物件を借りる。
ざっと考えただけでも④通りの選択肢があるわけです。
【ウォンツ(欲望)】を理解して最善選択をしていただきたいものです。
不動産ドクター