子なし夫婦の住まい。
質問者:makoco_5116(東京都/女性/35歳)
暮らし・人生 > 老後・セカンドライフ 2010/12/27 17:25
Q
■家族構成
夫 34歳(事実上公務員/年収税込み500万)
妻 35歳(アルバイト/年収税込み200万)
■年間貯蓄
夫 年間90~120万
妻 年間100万(今年から)
■貯蓄総額
共有分として 500万
子どもが無理なくできれば欲しいという感じです。
現在は都心の社宅に住んでおり原則55歳まで住めます。
結婚4年目になりますが、このまま子どもができなければ
40歳までに1000万貯めて2人サイズの家を買おうと話してます。
しかし互いに次男次女ですが、主人の方(地方)には相続予定の土地があり、
私の方(首都圏)には姉と共同名義の土地がすでにあります。
なので定年後はどっちかの実家に帰り家を建てるという選択肢もあります。
堅実なのは55まで社宅に住んで3000万くらい貯めて5年は賃貸で過ごし
引退したら田舎に一軒家を作って退職金は老後にまわすのがベストだと思いますが
あと20年も社宅に住むのもどうかと思います。
ご相談したいのはどのタイミングでどんな家を買えばいいのかということと。
そのためにはどんな資金計画を立てるべきかということです。
散漫な内容になってしまいましたが、宜しくお願いいたします。
A
貯蓄に励みましょう回答者:鈴木 豪一郎 2010/12/27 17:57 15日前 (5.0)makoco_5116さん
こんにちは。不動産ドクターの鈴木豪一郎です。
お見受けする限りにおいて、
私としては『すぐには買う必要ない』と思います。
今後、お子さんが生まれないと仮定した場合ですが、
その場合、養育教育資金がかからないことになります。
すると、年間200万円の貯蓄ができれば、55才までで4000万円以上の貯蓄ができる計算ですね。それに退職金が別途はいるわけですよね。
家を買う方の多くの動機は
高額の家賃を払うほどなら買ったほうがよい
家族が増えて賃貸では居られなくなった。(大きな賃貸住宅では家賃が高額)
老後は賃貸住宅に住めなくなるので、買えるうちに買っておこう。
などというケースが多いです。
ところがお二人は社宅に住める状態ですし、
奥さまにもご主人さまにもそれぞれ相続予定だったりすでに共有している土地が
お有りなのであれば、無理に都内で物件を購入するよりも
貯蓄(や投資)に回して流動資産を厚くするほうがよいように感じます。
不動産営業マンの中には、先ず何かを買っておいて、将来地方に引っ越すのであれば
それを貸せば『家賃収入』が入り、個人年金になりますよ!!
と美辞麗句を並べるかもしれませんが、日本を取り巻く賃貸市況も
これから相当悪化していくであろうことは、現場の人間ならだれでも感じていることです。
高齢化、少子化、人口減少、経済低迷、国際競争力鈍化、株価低迷。。
悪い要素はたくさんありますが、よい要素はほとんど見当たらないくらいです。
その中で、お二人がなまじな不動産を購入してしまうとこの先、大きくマイナスに作用する可能性が高いのです。
幸い、社宅があるのですから、その恩恵にあやかり、その一方でシッカリと
流動資産を増やして、その後、60歳程度のころに(すでにある土地に)建築をするのが
良いと思います。
例えばお二人で住む程度であれば、木造平屋80平米もあれば十分かと思います。
その場合の建築費は、相場でいけば1300万円~1800万円もあればまずまずのものが建てられるはずです。
計算上は、それをキャッシュでポンと建てても、老後の生活費は担保できますね。
社宅がどうしても厭!とか、社宅にいられない事情が出てきた!などの事が無い限り
その恩恵を最大限享受して、セカンドライフをより確かに充実させてはいかがでしょうか。
≪補足≫
社宅にお住まいの方で、後々困る事になるのは、
家賃が安いものだから、お金を使いすぎてしまって、『退職するころには退職金しかない』という状態に陥ることが多いです。
お二人の計画をシッカリと建てて進んでいってください。
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鈴木豪一郎