不動産ドクターです
ある寓話があります。
—————–三人の石切り職人———————————-
昔、一人の旅人が、ある町を通りかかりました。
町では、新しい教会を建設しているところでした。
建設現場では、三人の石切職人が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、
一人目の石切職人に尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか。」
その問いに対して、石切り職人は、
何を当たり前の事を聞くのだと、
つまらなそうな顔をして答えました。
「お金を稼ぐためさ!」
旅人は、二人目の石切職人に、
同じ事を尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか。」
その問いに対して、
石切り職人は汗を拭(ぬぐ)いながら、こう答えました。
「この大きくて固い石を切る為に、悪戦苦闘しているのさ!」
旅人は、三人目の石切職人に、
同じ事を尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか。」
その問いに対して、
石切り職人は、目を輝かせ、こう答えました。
「私が切り出したこの石で、
多くの人々の、心の安らぎの場となる『協会』が出来るのです。 私は、その素晴らしい教会を夢見て、石を切り出しているのです。」
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ここに登場する3人の石切り職人は
その後、それぞれどんな人生を送ったのでしょうか。
その場所で石を切っている・・・
3人は同じ場所で同じ動きをしていたわけですが、
きっと3人はその先大きく違う人生を送ったことでしょう。
『なんのために・・・』
私達の行っている社会活動も常にこう有りたい。
私達は“不動産屋”ではない・・・
“不動産クリニックなんだ”と・・・